こんにちは。
洛和ホームライフ山科東野です。
今年は暖冬でまだ雪は降っていませんが、それでも毎日寒いことに変わりはないですよね?
皆さんお元気にお過ごしでしょうか。
寒さが大の苦手な私は、毎朝あたたか~い布団から出るのに一大決心が必要です
そんな私ですが、冬の冷たい、凛とした空気は大好きなんです
こんな風に快晴ならなおさら
胸いっぱいに大きく深呼吸すると、体も心もきれいに浄化されるような気がしませんか?
今月、この澄み切った冬の空の下、お二人の利用者さんが旅立たれました。
眠るような穏やかな表情で。
お二人とも施設での「看取り」を選ばれていました。
お一人は、笑顔が印象的なAさん。
Aさんが亡くなられてから、ご家族は遠方に住む息子さんが来られるまでの数時間をAさんと一緒に居室で過ごされていました。
その間に気持ちの整理をつけられたのか、お見送りする際には穏やかな笑顔を浮かべていらっしゃいました。
その笑顔に亡くなられたAさんの笑顔が重なり、Aさんのお人柄がしっかりと受け継がれているのを感じました。
もうお一人のBさん。
そろそろ…というお話になり、娘さんはBさんのベットの隣に用意させていただいた簡易ベットでお泊りになられました。
Bさんには遠方にいらっしゃるご親族がおられ、ビデオ通話で一緒に看取りたいとのご希望でした。
そのお話や普段の来訪時のご様子から、とてもご家族に愛されていらっしゃることがわかりました。
お話をお聞きした翌日に亡くなられてしまわれたので、ご希望をかなえることはできませんでしたが、一晩互いに寄り添われた時間はBさんにとっても娘さんにとっても、かけがえのない特別な時間になったのではないでしょうか。
普段、明るい楽しい話題を選んでお伝えしていますが、「死」は全ての人に訪れ、生活の延長線上にあって特別なことではありません。
ですが、高齢とはいえども大切な肉親を亡くすということは、ご家族にとっては受け入れがたい特別なことです。
「少しでも長く生きてほしい」と、延命治療を望まれるのも自然なことだと思います。
「過度な延命はせずに、自然で穏やかな最期を」と、施設での「看取り」を選ばれたとしてもご家族の気持ちは揺れ動くものです。
そんなご家族のお気持ちに少しでも寄り添うことができたか。納得した最期だっただろうか。もっとできることがあったのではないか。
私たち職員は考え続けます…
「この施設で最期を迎えて良かった」と思っていただけるように。
だからこそ毎日を穏やかに明るく、悔いのないように過ごしていただくために
さ、今日も冷たい新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んで、元気いっぱいの笑顔で利用者さんのもとへと行ってまいります!
以上、ゆ~ちゃんでした