InBody測定

皆さん、こんにちは
洛和デイセンターリハビリテーション音羽です

以前に、当デイセンターの新しいマシン(InBody)を紹介させてもらいましたが、今回は職員が計測したものをご紹介させていただきます

こちらが測定結果用紙です
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まず、体成分分析の項目では、体水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪の状態が分かります。結果は体水分、タンパク質、ミネラルが少し多めでした
この項目は数値のバランスが重要で、タンパク質の低下は免疫力の低下、ミネラルの低下は骨粗しょう症、体脂肪の過多は生活習慣病、体水分量の過多・減少はむくみや栄養不良の原因となります。

次に筋肉・脂肪のグラフでは、結果、体重、筋肉量が多く、過体重、強靭型でアスリートタイプとなり、この項目値では問題はありませんでした
このグラフの形により、過体重・肥満型や低体重・虚弱型など個人のタイプが分かり、目標課題が見えてきます

肥満指標の分析項目からは、BMI(身長、体重からみた肥満度:見かけの肥満度)は高めであり、分類上、やや肥満傾向にあることが分かりました
この項目では、BMIと体脂肪率を組み合わせで、実際に近い体型が分かります。

部位別筋肉量の分析結果は、下半身の筋力が高く、良好な成績でした
下半身の筋肉量が低いとサルコペニア(加齢による筋肉減小)の可能性が疑われます。また、脚の筋肉量の左右不均衡があると、重心が傾いて転倒の危険性が高まったり腰痛や関節痛の原因にもなります。

部位別脂肪量の結果は、体幹の脂肪量が高く、内臓脂肪レベルの項目の評価では、標準より低い値であったので、体幹の皮下脂肪が高いことが分かりました
体脂肪量は筋肉量に比べて体重を占める割合が少ない反面、運動や食事調整によって減らすことができ、油断すると短時間で増えることもあるので注意が必要です。

以上、職員のInBody結果は100点満点中84点で比較的高得点でした
筋肉量は多かったですが、体幹の皮下脂肪が多く、体重も減らす必要があることが分かりました。また、筋肉は多くつけた方が良く、今後も『貯筋』を進めていくことが大切と感じました。

InBodyは医療研究目的で使用される精密機械であり、健康のための指標にとても良い機械であると実感しました。当デイセンターでは、利用者さんにInBody による評価を行い、これをもとに運動指導をさせていただいています。『筋肉は裏切らない(笑)』今後も、利用者さんと一緒に頑張っていきたいと思います

By ちあ