それでも それでも 生きていく

洛和デイセンターリハビリテーションリハ音羽のぼん・きちえもんです。
誰しもが経験したことのないような緊急事態でも、季節はうつろいました。
マスクをすると暑さが倍増しますね。
緊急事態宣言は解除になりましたが、まだまだ気は抜けませんね。

そんな中、電車での密を避けるために通勤時できるだけ歩くようにしています。
その時に見かけるお寺の今月の言葉に、心を動かされます。
スーッと通ってしまう時もありますが「えっ 」と2、3歩戻って見直すこともあったり、写真に撮ったりすることもあります
今回、心に残っている言葉をいくつかご紹介したいと思います。

「10人の子供を産み育てる親はいるが、一人の親を養いかねる子らもいる。」
そうだなぁと思いました。
子育てと介護どちらも大変です。
子育ての頃はまだ若く体力もありましたし、成長という楽しみがありました。
介護の頃は自分も歳をとり、子供にお金がかかる時期と重なったりします。親の一番輝いている時を知っているだけに老いていく姿を見るのは、辛かったし心が折れそうになったことを思い出しました。

「敬老とは、敬われる老人になる事。」
考えさせられました。
近頃の老人は…など言われないようになりたいと思います。

そして、今月のお言葉は「それでも それでも 生きていく」です。
いろいろ謎の多い新型コロナウイルス感染症ですが、自分がうつるより、うつしてしまわない気遣いがマスクです。
マスクをせず、1メートル以内で15分以上の会話や、症状の出る6日前から感染力があること、50%の人は無症状であることをふまえて、暑くなってきましたが、当施設ではマスクの着用を継続してお願いしています。
緊急事態宣言が解除されると、気が緩んでしまいますが今までの努力が無駄にならないように

  • マスクをする
  • うがいと手洗いの徹底
  • アルコール消毒をする
  • 三密を避ける

といった新しい生活様式の中で、うまく生きていくすべを体得したいものです。
当施設にお越しの利用者さんも運動の機会を、また、他の方との語らいを楽しみにしてくださっています

先日、利用者さんが「わたしは、あなたを目標にしています。」と他の利用者さんにおっしゃっていました。

その言葉をかけられた利用者さんは、とてもビックリされましたが「そんな風に言っていただいて嬉しいなぁ。光栄です。」と笑顔で答えられ、とてもうれしい場面に遭遇しました
目標を持つことも、おしゃべりすることも免疫力アップの源です。
さあみなさん。新型コロナウイルス感染症はなかなかの曲者ですが、このままでは終わらないぞ  という気持ちで頑張りましょう。

by ぼん・きちえもん