寒い季節に発症しやすい病気

皆さんおはようございます。こんにちは。こんばんは。
洛和デイセンターリハビリテーション音羽です

突然ですが皆さん、昔から「1年で1番寒くなる時期」と言われている日をご存じですか?
実は毎年1月20日から節分までが1年で最も寒いと言われており、
暦上では「大寒」と呼ぶそうです
今年は例年以上に気温が低く、降雪の日が多いので今年の「大寒」は正真正銘「1年で1番寒くなる時期」になりそうです

そんな寒い季節に発症しやすいと言われている病気が「虚血性心疾患」と「脳卒中」と「路面凍結に伴う転倒」です

下の図は月別の心疾患発症数を表したグラフ図です。
脳卒中に関しても類似性のある結果となっています。

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引用先:厚生労働省

その中でも「虚血性心疾患」と「脳卒中」に対して今からでもすぐに実行出来る対策についてご紹介します

寒くなると血管が収縮して血圧が上がります
それだけではなく、この時期は「外」と「中」との温度差が最も激しくなるため、
脳や心臓に栄養を送り届ける血管(とても細い血管)の血流が途切れやすいかつ破れやすいです。
特に糖尿病や脂質異常症、高血圧などの動脈硬化を進める病気をお持ちの方、
加えてタバコを吸う方は元々血管の壁が脆くなっていますので要注意です

ではどうすれば発症する可能性を抑えることが出来るのか。
それは「極力心臓及び細い血管への負担を減らすこと」です。
具体的な対策としては、部屋から外に出る際は出発の10分前から上着を羽織り、
首周りにマフラーを巻いて体温を下げないようにすることです

また、反対に寒いところから急激に暖かいところに行く時(例:お風呂に入る時)もしっかり体をその温度に慣らしてから移動するように気をつけましょう

そしてもう一つは寒いからこそ「体を動かすこと」です
体を動かすことで全身の筋肉が動くので血液が温まります。
その血液が全身を巡ることで体が温かくなり、さらには凝り固まった筋肉が解れていきます。
座りながらでも結構ですので是非やってみましょう

紹介する運動は「座りながら歩く練習」です

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上図のように両腕を振りながら足踏みを行う運動は実際に歩く練習と同等の効果があると言われています。
全身運動ですので体も温まります

しばらく寒い時期が続きますので少しでも家で体を動かして寒さを吹き飛ばしましょう

当施設ではこのような生活上での注意点や動作指導、運動方法の提案などを一人一人にあった方法や伝え方でお教えしています

何かお困りごとや生活上での相談事などあれば気軽にご相談下さい

それでは失礼致します

byボロロン