8月

皆さんこんにちは
洛和デイセンターリハビリテーション音羽です

梅雨も明けて本格的な暑さが日本列島に猛威を振るっています。少し外にいるだけでも頭がぼーっとしてきたり、頭痛がすることがあります。ちなみにこの症状、実は熱中症の症状ですので、重症化する前にしっかり対策を取って下さいね

そんな毎日が続くとどうしても家から出たくなくなりますよね。それでなくとも、コロナ禍という事で、自由に外に出たくても出られない方も多いのではないでしょうか?
少しでも心当たりのある方々に質問です。あなたは1日に何時間座っていますか

厚生労働省のホームページにも下図が記載されています。
これは座位時間に伴う糖尿病に罹患する人の割合をグラフにしたものです

これによると運動習慣のあるなしに関わらず、TV鑑賞をする時間が長いと2型糖尿病に罹患する可能性が高いことが示されています

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これらの根本的な理由としては、座っているときはほとんどエネルギーを消費せず、必然的に肥満になりやすくなります。その生活に体が慣れてしまうと内臓脂肪が増え、動かない分筋肉が衰え、筋肉の中の血管の血流が阻害されて筋肉がどんどん固くなります。そして体全体の血液循環がどんどん悪くなります。もちろん体を動かさない分心臓もどんどん弱ります

他にも「1日に6時間座っていると死のリスクが40%増大」、「1日に3時間以上座ってテレビを見ている人は、そうでない人と比べて心血管リスクが64%増加、尚且つ長時間座ってテレビを見る時間が1時間伸びるごとに死亡率が11%増大」など、調べれば調べるほど出てきます

これらを簡単にまとめると、「座り過ぎること」は体を休める行為ではなく実は破壊する行為だったのです。アメリカでは“座っていること”がアナタを殺す(sitting is killing you)とも表現されているくらいです。

座っている時間が長い方は筋肉が固くなります。特に重力に逆らって真っすぐ直立するために重要な筋肉がどんどん固くなり、筋肉自体が短くなってしまいます。

そうなるとキレイに立てなくなり、歩く際の歩幅が狭まったり、歩く速度がどんどん遅くなってしまいます。そうして転倒が増加し、日常生活の破綻という悪循環に繋がりかねません

ではどうすればよいのかそれは体に、“いつでも動けるような準備”をさせておくことです。大切なのは、「人体は、その人の生活様式に合わせて仕様が決まる」ということです。座りっぱなしでいる人は、“座りっぱなしの仕様”となるように。

当施設では一人一人に合った適切な運動やストレッチの方法を含めた生活動作の指導を行っていますので、少しでも心配になった方、興味を持たれた方はぜひ一度当施設の見学に来てみてはいかがでしょうか

あなたの生活が少しでも良い方向へ変わるように、精一杯サポートさせて頂きます
それではお待ちしております

BY けーくん