仙骨座りについて

こんにちは!洛和デイセンター修学院<新!!まごまごブログ>院太郎(いんたろう)です。

早速ですが、皆さんは1日、どれ位の時間をイスに座って過ごされていますか?そして、イスの座り方を意識された事はありますか?今回からは、「仙骨座り」について、お話しさせてもらえたらと思います。

仙骨座りとは
イスや車イスに座る際に、骨盤が大きく後傾して、骨盤の後ろ側にある仙骨が、座面に接して支えている、座った姿勢です。仙骨座りは、ずり落ちそうな座り方であり、床ずれのリスクも高いため、注意が必要と言われています。
原因もいくつかあり、

  • 背もたれに寄りかかってしまう(体幹と骨盤が後ろに傾いてしまう)
  • 足底が床に着かず、脚が浮いてしまうと、お尻が前に移動し易く、仙骨が前方へ滑ってしまう。など


見るからに悪い姿勢ですね(笑)

他にも身体に与える症状として、猫背(円背姿勢)を助長してしまう事になってしまいます。また、仙骨座りの姿勢のままで食事を行ってしまうと、顔が上を向いた姿勢(頚部伸展)で嚥下を行うため、誤嚥のリスクも高くなってしまいます。

普段、何気なくイスに座っておられると思いますが、イスの座り方を少し意識してみる事が、自分自身の身体を守る事にも繋がるかもしれませんね。次回のブログで、仙骨座りを改善出来る体操等を、紹介出来たらと思います。


背もたれに寄りかかっておらず、太ももと床が平行になっており、足底も床に着いています。一般的に正しいと言われている姿勢です。

次回の更新もお楽しみに~
院太郎でした。