遊びに行くなら山<歴史編>
月刊おとまるくん1月号13ページ
京都市右京区の北西部から亀岡市にまたがる愛宕山は、その昔、リゾート地として名をはせました。山上へ続く愛宕山鉄道を利用する客の主な目当ては、愛宕神社への参詣でした。参詣後は、今でこそなくなってしまいましたが、愛宕山山上にあったホテルやスキー場、テント村などで、レジャーを楽しんだそうです。実は同時期に、東の比叡山でもケーブルカーや山上遊園地ができ、こちらにも多くの家族連れが遊びに来ていたそうです。東西の山にレジャー施設が存在した当時の京都の住人にとって、「遊びに行くなら山」という感覚があったのではないでしょうか。
今回の取材で、現在と過去を「縦軸」で比較するだけでなく、過去の京都の生活にも目を向けて、「横軸」で当時の様子を想像してみるのも面白いと感じました。
※画像はクリックすると大きいサイズで見ることができます。
(アールプランニング 宮田)